2009年03月10日
CADをバージョンアップしました
私が10年以上使い続けている、株式会社ビッグバンのCADソフト「BV FILE」を、Ver6.0からVer7.0にバージョンアップしました。
CALSや土木関係のオプションを含めて、6桁の料金の払いが必要でした。
使い始めてからまだ3日しか経っていませんが、気になる点があったのでリポートします。
■インストールにまつわるトラブル
バージョンアップ版をインストールして、まず、オプションがうまくインストールできません。
しょうがないので、古いバージョンで処理しようとすると、古いバージョンのオプションも起動しなくなっています。
これでは、仕事が進みません。
早速、Q&Aにメールを入れ、翌日「バグがあったのでリンクからダウンロードしてください。新しいバージョンのオプションをインストールすると古いバージョンのオプションは使えなくなります。」との回答が来ました。
えっ、新しいバージョンのオプションはインストールできていないのにと思ったが、しょうがない。
これについては、指定のリンクからダウンロードしたもので解決しましたが、それまでに、オプション無しで作業した無駄な時間は帰ってきません。
インストールの確認ぐらいしていないのでしょうかね。
■使用感について
まだ、3日ほどしか使っていないため、特に気になる点のみレポートします。
まず、某A-CADのバージョンアップと同様に、動作が非常に重くなっていることがあげられます。
文字や図形の移動・複写をドラッキングしながら行うと、少し書き込んでいる図面だと、カーソルにほとんど付いてきません。
Ver6.0でも鈍かったのですが、Ver7.0になるとカーソルを止めないと表示されないといった状況です。
ちなみに、同じファイルをVer5.5で開くと何の問題もなくリアルタイムでカーソルに付いてきます。
次に、レイヤとシート(部分図のようなもの)の表示の順番を変えることができるようになりました。
今までは、表示順が固定されていたために、塗り図形の下にある図形が見えなくなるような現象が解決できるようになったようです。
これは、確かに苦労していた部分なのですが、この機能の使い方や設定が非常にやりにくいのです。何度もヘルプを見てやっとメニューを表示させることができ、なんとか設定もできることが確認できました。
ただ、せっかくの新機能なのですから、もう少しメニューを洗練して欲しいと感じました。
その他としては、SXF Ver.3.1対応とCALS関係のオプションが新しいレイヤ名称に対応したことでしょうか。
■その他のトラブル
あまり詳しく書くことができないのですが、旧バージョンで本来は使えないはずの機能が使えていたため、バージョンアップ後できなくなったことがありました。
以上、簡単ですがCADに関して書いてみました。
CADの基本機能としては、二つ前ぐらいのバージョンが動作も軽く安定していて良いのですが、いかんせんCAD製図基準に対応するためには必要なバージョンアップなのでしょう。
思い起こせば、最初にこのCAD最初にこのシリーズのCADを買ったときは、100万円以上しました。もう、10年以上前のことですけどね。