2009年07月11日

ある業務の事前協議

ある業務で、事前協議を行った時の話しです。

この業務は、平面測量がなく、仕様書では1/1000の平面図が発注図としてもらえることになっていました。

ところが、渡された発注図は紙図面と縮尺「1/5000」で、CAD製図基準には全く関係無しの「dwg」。そして、レイヤは日本語で、なんと80以上有りました。
まあ、分かりやすいったら分かりやすいんですけど。


事前協議の時のやりとりです。

(発)
「基準に合った図面にして納品してください。」

(ち)
「基準に合った発注図ではないのでできません。」

(発)
「図面を修正しないとチェックが通りませんよ。」

(ち)
「図面はチェックからはずします。」

(発)
「検定の時、困りませんか。」

(ち)
「事前協議で、発注図未整備のためチェックしないと明記しましょう。」

(発)
「では、次のようにしてください。」
(1)書き足した分だけ、基準通りにする。
(2)正しいレイヤは既存のレイヤの後ろに足す。
(3)チェックする時の図面は、書き足したレイヤだけ残してそれ以外は消す。
(4)チェックする前の図面は別途納品する。

もちろん、(3)と(4)はお断りいたしました。
そして、図面に関しては、「チェックしない」ということで決着してきました。
まあ、(1)と(2)も意味がないような気もしますが、修正するとき多少楽になるかも知れません。


この設計は訳ありの概略設計なので、うちで作成した図面を用いて詳細設計を行い、工事もするはずなんだけどなー。

最終的に基準に合ったように図面修正をさせられるのだろうけど、いったい、どの段階の業者が泣くんだろうなー。

もし、うちで取っても、RCEの私がいるから大丈夫ですけどね。






ただ・・・

正しいことでも、すべてを突っぱねると、確実に評価点はさがると思います。

何を断って、なにをサービスすべきか、何処に落としどころを持って行くか、バランスが大切だと、個人的には思います。

どうせやるなら、(発)がサービスでやってもらったと感じるように持って行く必要があります。



csh08ymatu at 17:14コメント(0)トラックバック(0)CALS/EC | 設計 

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プロフィール
山好き、バイク好き、車好き、スイーツ大好きの、ふつーのおやじです。
日帰りできる山を守備範囲としていますが、知床連山登山道の維持管理をしていたこともあります。
16歳からバイクに乗り続け、現在はBMW K1300Sに乗っています。
仕事は総合評価関係、技術士受験対策等を行っています。
技術士二次試験の相談にも乗りますので、メールください。
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