2009年08月16日
十勝岳〜美瑛岳 2009年8月16日
2009年8月16日、望岳台〜十勝岳〜美瑛岳〜望岳台と縦走してきました。
今年初めての、十勝岳です。
望岳台〜十勝岳のコースタイムをみて、己の体力の衰えを判断していきたいと思っていますので、毎年必ず登ろうと思っています。
さて、今年のタイムはどうだったでしょう。
時刻 | 経過(区間) | 距離(区間) | ポイント |
6:20 |
0:00(0:00) |
0.00 |
望岳台 |
8:36 |
2:16(2:16) |
5.7(5.7) |
十勝岳 山頂2077m |
10:20 10:51 |
4:00(1:34) |
10.3(4.6) |
美瑛岳 山頂2062m |
13:15 |
6:55(2:24) |
16.8(6.5) |
望岳台 |
望岳台〜十勝岳山頂 標高差 1,120m (GPSより)
望岳台〜美瑛岳山頂 標高差 1,101m (GPSより)
昨年の最短時間は2:19だったので、今年もほぼ同じ時間で登れました。
まずは、体力の衰えは大丈夫のようです。(よかった、よかった)
実は、今回のGPSのログはありません。
というのは、トレースをオンするのを忘れたのでした。
十勝岳避難小屋は、今年、新しく建てられていました。2005年の台風で壊れ、2006年に解体された以前の避難小屋より一回り小さくなったようですが、十勝岳の冬山登山には欠かせない施設です。
まだまだ夏山の時期のためか、空気が澄んでいるのは午前中の早い時間だけで、午前10時を過ぎるとどうしても湿度が高くなったり、雲が出てきたりするようです。
望岳台から少し歩き、左側に「大正大爆発 丸谷温泉遭難慰霊碑」が有ります。
望岳台には「丸谷温泉」があり、前十勝からの硫黄採掘従事者の疲れを癒す施設でもあったと思われます。
慰霊碑については、ここで詳しく解説されています。
また、現在の地図には出ていませんが、慰霊碑には、十勝岳と美瑛岳の中間の山には「鋸岳」と書かれていて、名前があったことを知りました。
十勝岳山頂では、残念ながら雲が出て来て、富良野岳方面や美瑛岳方面もあまり見えなかったため、水分補給程度ですぐ美瑛岳に向けて歩き出しました。
十勝岳から美瑛岳への登山道の十勝岳を下りたすぐ、相変わらず月のような火星のような景色で、また今回名前を知った「鋸岳」は地層がむき出しになっていて、これも迫力のある景色を望むことが出来ます。
美瑛岳山頂に着くと、山頂の丸太の碑が朽ちていて、崖から落ちたのか、山頂の銘板も見あたらなくなっていました。
ここで昼食をとり、暫く休憩をしてから、下山開始です。
美瑛岳からポンピ沢までの登山道は、かなり急な傾斜を持ち、降雨時に水道となってしまうためか、かなり掘れている状態でした。そして、掘れたところがドロドロになっていて、登山者は掘れている横を歩くため、さらに掘れが広がるという悪循環が起きているように感じました。このような登山道を見ると、登山自体も環境破壊をしていると実感してしまいます。
しかし、十勝岳や美瑛岳という沢山の登山者が登る山なのに、ゴミは非常に少ないと感じました。登山者のマナーが良くなっているのかも知れませんね。
ポンピ沢を過ぎて暫く行くとプチロッククライミングの沢があります。ここには、鎖とロープが取り付けられているのですが、今回は雪渓が残って雪渓の上を歩いて越えることが出来ました。
後は、望岳台まで一気に下って、吹き上げ温白銀荘で温泉に浸かり、本日の登山の終了でした。
温泉につかって、自宅に帰ってビールで一杯、至福のひとときのはずなんですが、実際は、自宅に帰ってから登山靴の手入れや洗濯物など、後始末が待っているんだよなぁ・・・
GPSトラック (2007年9月17日 SONY GPS-CS1Kのものです)

※今回は、望岳台から美瑛岳までのGPSトレースを取り忘れたため、写真には位置情報が入っている物と、入っていない物があります。
詳しい資料は、ココ
間には、鋸岳がある


新十勝岳避難小屋

奥から入り口方向
左手が入り口
裏の壁には穴が開いていました。
2005年の台風で壊れ、2006年に撤去されました。
2077m
2052m
あらら、山頂の銘板が無くなってる・・・

この時は銘板があった
だんだん深くなっていってます
今回は、約26%の休憩でした。