2015年04月28日
資格維持費用について
建設コンサルタント業(土木設計)で飯を食っている私は、資格維持のため、また協会に所属するためにかなりの費用がかかっています。
国家資格は登録等に費用がかかっても、基本的には継続するための費用はかからないため、民間資格に限ってのことなのです。(施工管理技士は資格者証と講習が必要ですが・・・)
私の場合、会社からは資格更新等の費用が出ないため、資格手当があるものについては、資格手当と更新・登録費用を考えて更新する資格を選択しています。
自分に関わる資格だけですが、更新費用や必要性について纏めてみました。
1.RCCM
4年毎
更新講習 10,000円/更新毎
登録料 20,000円/部門
RCCMについては、複数取得するのが当たり前になりつつある今、それぞれの部門の合格年を考えて、更新年度がまとまるようにすると、更新講習費用が節約できます。
ちなみに私の場合は、無計画に取得したため、ほぼ毎年更新するはめになっています。
また、先にRCCMを取得し、その後同部門の技術士を取得した等の事情により、RCCMを更新をせずにいても資格が失効することもなく、更新講習と登録費用、そしてCPD等の条件を満たせば再登録することができます。
2.コンクリート診断士
4年毎
更新研修・登録料 14,900円/更新毎
更新のためには、コンクリート診断士研修を受講しなければなりません。
更新しなくても、再登録ができるようですが、日本コンクリート工学会ホームページには、コンクリート診断士研修や更新費用そして再登録についてはほとんど情報がありません。
北海道コンクリート診断士会に所属していましたが、旭川から札幌等で行われる講習会等に参加できないため、今年度でやめてしまいました。
北海道コンクリート診断士会はコンクリート診断士会(東京)の支部扱いなのですが、本部の年会費が3000円なのに、支部は5000円と腑に落ちません。
その他、コンクリート工学会にも所属していましたが、地方に住んでいると会誌が送られてくる以外メリットを感じないため退会しました。
3.農業土木技術管理士
5年毎
更新講習 7,800円/更新毎
登録更新料 30,800円/部門
この資格は更新しなければ資格自体失効していまいますので、農業部門の技術士を取得した場合は、この資格が必要ないと判断して捨てるか、とりあえず維持するか判断に迷うところです。
この資格も、RCCMのように一定の条件を満たせば復活することができるようになって欲しいと思います。
今のところ、捨てずに維持しています。
4.CALS/ECエキスパート
2年毎
登録更新料(携帯登録証なし) 8,229円
この資格は、今となっては何の役にも立たないのですが、せっかく取得した資格なのでとりあえず捨てるのはもったいないかなと言え程度の資格です。
登録更新しなくても、必要なCPDを取得するかネット動画で学習すると、いつでも再登録することができます。
5.バリューエンジニアリングリーダー
2年毎
登録更新料(更新のみ) 2,160円
5回目の更新で、もう更新の必要がなくなるため、2000×5+消費税で終身登録になります。
現実的には何の役にも立たない資格ですが、取得時の研修で目から鱗が落ちること間違いなしと思います。
これからも、続々と資格ができてくるような気がしますが、取得済の資格と比較検討の上、挑戦するかどうか考える必要がありそうです。
いずれにしても、悩ましい問題だと思います。