2019年09月08日
旭岳〜間宮岳〜裾合平 2019/09/08
2019年9月8日、旭岳〜間宮岳〜裾合平と歩いてきました。
ロープウェイ料金は、ハイシーズン(6/1〜10/20)片道大人1,800円、往復大人2,900円、子供はそれぞれ半額となっています。
今回も往復を買いました。
前回同じコースを歩いたのが2008年6月22日なので、旭岳登山はなんと11年ぶりのことです。
今回は天気も良く、地獄谷の蒸気の噴き出す音と湯気、周りの山々や紅葉を眺めながら夫婦でのんびりと歩きました。
台風の影響か気温は上昇していましたが、雲も高く湿度も少ないため空気も澄んでいて、見通しは非常に良かったです。
一つだけ残念だったのが、風があったので、それほど暑さも感じなくて良かったのですが、風のために姿見の池が波打っていて、水面の反射も波打っていました。
さすが観光地だけあって、姿見の池周辺は遊歩道や見晴台、そして大雪愛の鐘や旭岳石室も綺麗に整備されています。
山頂が近づくと、「SOS」と山中に倒木で書いて遭難した方で有名になった、「ニセ金庫岩」と「金庫岩」が見えてきます。
現在は、「ニセ金庫岩」の前にはロープと標識が立てられ、間違わないようになっていますが、視界の良い時は間違えようがないように思いますが、ホワイトアウトすると分からなくなるのでしょう。
金庫岩あたりから山頂を眺めると、山頂直下の登山道は登山者が多くて行列状態でした。
案内では、姿見駅から旭岳山頂まで2時間となっていましたが、今回はほぼ標準タイム通りの2時間5分ほどで登頂となりました。
山頂からの眺めも最高で、十勝岳連峰、トムラウシ山、忠別岳、白雲岳、北鎮岳、鋸岳、安足間山、当麻岳など360度全ての方向の山々を見ることが出来ました。
こんな事はめったにないことで、初旭岳の女房も感激していました。
こういう体験をすることで、山が好きになっていけば良いなあと思います。
山頂は人が多く混んでいたのと風が強かったので、女房と相談したところ、山頂での食事は止めて間宮岳へ向い、裾合平を回ることにしました。
旭岳山頂から間宮岳方面への下りは結構急滑りやすく、なれた人はザクザク滑りながら歩けるのですが、なれない女房はおそるおそる滑らないように歩いていました。
気をつけないと、転んで怪我をしたり足をくじいたりすると進んでも戻っても辛い登山になります。
間宮岳で記念写真を撮って、お鉢平を眺めて裾合平分岐で左に折れて、少し下ったところでお食事タイム。
既に紅葉も始まっていて、姿見の池からは陰になっていて見えませんが、お鉢平から中岳温泉に下る道の左側斜面が色づいてました。あと1〜2週間でピークを迎えると思います。
裾合平に下る途中、秘湯「中岳温泉」があり、すごい硫黄の匂いがする温泉です。(温泉マンさんも未制覇とのことでした)
前回と違って、人が多く、足を入れている人はいましたが、さすがに沢山の人の前で裸になって入っている人はいませんでした。
私も、場所が空くのを待って、手だけ入れてきました。
ちなみに、前回同様スコップはおいてありました。
姿見駅に近づくと、ホシガラスの撮影スポットあるのですが、今回は望遠レンズ集団もいませんでした。
そういえば、海外からの旅行者は、欧米、中国・台湾、東南アジア系の方が見られましたが、韓国の方は全く見かけませんでした。
本当に天気が良く、見渡しの良い一日でした。
旭岳〜間宮岳〜裾合平のタイムログです。
時刻 | 経過(区間) | 距離(区間) | ポイント |
6:42 |
0:00(0:00) |
0.00 |
姿見駅 |
8:45 |
2:05(2:05) |
3.3(3.3) |
旭岳 |
10:06 |
3:24(1:21) |
5.6(2.3) |
間宮岳 |
10:23 |
6:58(0:52) |
6.6(1.0) |
中岳分岐 |
11:48 |
5:06(1:25) |
9.4(2.8) |
裾合平分岐 |
13:11 |
6:29(1:23) |
12.3(2.9) |
姿見駅 |
GPSトラック

GPSログのダウンロードはプログ左側の Links 「Nob's HomePage」 からどーぞ。
※写真には、位置情報が入っています。カシミール3D等のソフトで読み込むと、写真の位置が分かります。

旭岳周辺見取り図




1962年(昭和37年)12月30日、
北海道教育大学函館分校山岳部
の11名が旭岳北西斜面で遭難。
2日後リーダー1名が旭岳温泉に
たどり着くも、他の10名が死亡
し、北海道最大の山岳遭難事故
となった。彼らを弔い、登山客
の安全を願って、旭岳石室
横に『大雪愛の鐘』が設置さた。
北海道教育大学函館分校山岳部
の11名が旭岳北西斜面で遭難。
2日後リーダー1名が旭岳温泉に
たどり着くも、他の10名が死亡
し、北海道最大の山岳遭難事故
となった。彼らを弔い、登山客
の安全を願って、旭岳石室
横に『大雪愛の鐘』が設置さた。

姿見の池
少し風がありましたが、旭岳の
姿が映っていました。





もう忘れられていると思いますが、
1989年に白樺の倒木で作られた
1文字5m程もあるSOSが見つかり
SOS遭難事件と呼ばれる遭難事故
がありました。
これは、金庫岩とニセ金庫岩を
間違ったためと言われています。

金庫岩
ニセ金庫岩より少し上に
あります。

旭岳山頂
北海道最高峰
2,290m

地獄谷方向

北鎮岳方向

白雲岳方向

忠別岳、トムラウシ山方向


残念ながら登山道はありませんが
この日も稜線を歩いている人が
いました。


こんな感じ



2,185m
山頂と言っても平らですね。

北鎮岳方向

中岳温泉への下り

下の方に見えます

裾合平の途中
熊ケ岳方向
チングルマが咲いていました


当麻岳と永山岳

されています。


欠落していて歩けないところも
随分ありました。

手前が小塚山と大塚山


ロープウェイ込みです。