コンクリート診断士
2008年06月21日
コンクリート診断士 記述対策
コンクリート診断士試験(7/27)まで、残すところ、あと1ヶ月余りとなりました。
試験勉強は進んでいるでしょうか。
仕事をしながら勉強を行う方法については、CALSスクエア北海道のブログの資格試験コーナーで以前書きましたので、そちらを参考にしていただくとして、今回は、コンクリート診断士の記述式対策について書いてみます。
A問題については、過去問題をヒントに、最近の話題から応用の利く文章をいくつか作っておくことが必要です。
B問題については、建築か土木を選択し、その構造物のコンクリート診断を行います。
これは、どちらか書きやすそうな方を選択すると良いでしょう。
ちなみに、私は建築の方を書きました。
さて、B問題の受験対策について書きます。
コンクリート劣化の主な原因として、以下の4項目があげられます。
1.中性化
2.塩害
3.凍害
4.アルカリ骨材反応
これらについて、特徴的な変状(ひび割れパターン)と補修方法についてまとめておく必要があります。
というか、これについて以下の項目に沿って作文しておけば大丈夫でしょう。
・変状
・調査項目
・調査方法
・判断基準
・補修方法
コンクリート劣化の項目として一つだけが原因となっている場合は少なく、ほとんどの場合はいくつかの要因が複合してコンクリートが劣化しています。
このため、答案としては、考えられる全ての原因を書き出し、結論づけることが必要です。
コンクリート構造物の変状原因は、「絶対」と言うことがないので、漏れがないようにできるだけ幅広く考え、その中で考察を行い、原因を絞り込みます。
そして、それに対する結論を出すと良いでしょう。
いずれにせよ、基準は明記されていませんが、すべの問題で足切りがあると公表されています。
つまり、択一が出来なければ論文を読んでもらえないということです。
そのためにも、択一は40問程度は取れるように勉強して欲しいと思います。
では、みなさん頑張ってください。
2008年04月17日
コンクリート診断士 その2
北海道地区(札幌 4月15日〜16日)のコンクリート診断士講習会が終わりました。
講習を受けた皆さん、講習会の感想はどうですか?
あまり参考にならなかったって?
まあ、それも正直な感想だと思います。
私もそう思いましたので。
しかし、講習会で使用したテキスト「コンクリート診断技術」が基本になりますので、座右の友として活用してください。
ちなみに、私が使用した参考書は次の2冊です。
・短期攻略 コンクリート診断士 試験合格のポイント解説 (セメント新聞社)
・合格のための コンクリート診断士 試験講座 (浅野慎一著)
いずれも、過去問題と論文の模範解答を参考にしましたが、どちらも全ての過去問が出ているわけではないので、過去問が全て出ている参考書がほしいと感じました。
参考書によって、論文課題の解釈が違いますので、複数の模範解答を読んでみる必要があると思います。
参考書はポイントがコンパクトにまとめられていますが、過去問題をやっていて疑問が有れば、やはり「コンクリート診断技術」を見る必要がありました。
では、今後のスケジュールです。
申込み 2008年5月1日〜5月31日
試験日 2008年7月27日
受験申し込みは、早めにしてしまいましょう。
何せ、受験申し込みをしなければ合格はあり得ませんから。
さて、合格の暁には・・・
2008年04月07日
コンクリート診断士
コンクリート診断士は、スクラップ&ビルドからメンテナンスの時代に突入した現在、技術士同様注目されている資格である。
そのためか、当ブログに「コンクリート診断士」をキーワードとして検索エンジンのリンクから飛んで来る方が多くいる。
コンクリート診断士試験は2001年度から始まり2008年度で8回目となるが、合格率は、第1回目から2007年度の第7回目まで、いずれも14〜18%台という難関資格である。
私は、幸いにも2007年度、2度目の挑戦で合格できた。
1度目の受験は、講習会のテキストと参考書で勉強したが、不合格であった。
2度目の受験も、講習会のテキストと参考書で勉強し、合格であった。
不合格だった1度目と合格した2度目の違いは何だったのだろう。
結果として、1度目は択一問題が35問程度しか取れていなかったが、2度目は42問程度取れていた。
1度目も2度目も記述式問題は同程度書けていたと自負しているので、この択一問題の正解率が一番大きな違いだと思われる。
もしかすると、択一である程度取れていなければ、記述式問題の解答は読まれていないのかも知れない。
実際の勉強の方法やポイントについては、今後数回に分けて書いていきたいと思っている。
請うご期待といったところか。
2008年01月15日
2008年度 コンクリート診断士講習会
2008年度 コンクリート診断士講習会の受付が始まっています。
受付期間
1月10日〜1月31日(消印有効)
詳しくは、(社)日本コンクリート工学協会(JCI)のHP(以下)を参照してください。
「2008年度コンクリート診断士講習会および試験のご案内」
コンクリート診断士を受験するためには、この講習会を受けておく必要があります。
この講習会は2年間有効になっていて、もし今年失敗しても来年は講習会を受けること無しに試験を受けることができます。
コンクリート診断士試験は、午前のコンクリート試験と午後のコンクリート診断士試験から成り、午前のコンクリート試験は下記の資格を持っている場合免除されます。
・コンクリート主任技士・技士
・一級建築士
・技術士(建設部門)
・一級(土木・建築)施工管理技士
この資格は、今後必要とされる資格として注目されており、ある程度難関資格となっているようです。
受験される方は、早めの準備が必須です。
ちなみに、私は昨年合格しています。(ちょっと自慢)
2007年08月30日
コンクリート診断士
コンクリート診断士、合格しました!
本日、発表がありました。
2006年度の合格率 15.4%
2007年度の合格率 18.9%
多少、今年の方が合格率良かったみたいです。
これからの社会資本はメンテナンスの時代に突入します。
そこで、「コンクリート診断士」等のコンクリートの劣化等に関する専門技術者が必要とされるはずなのです。
コンクリート診断士ってなーにって思った方は、日本コンクリート工学協会で確認してみてください。
北海道コンクリート診断士会、立ち上げませんか?
※コンクリート診断士の私を活用してくれる会社はございませんか?(笑)