タウシュベツ橋梁
2020年07月14日
幻のタウシュベツ川橋梁 その2
念願かなって、崩落間近と言われているタウシュベツ川橋梁を近くから見てきました。
自分の車で近くに行くためには、糠平三股林道のゲートのカギを十勝西部森林管理署東大雪支署で借りなければなりません。
カギの貸し出しは森林管理署が始まる8時半からのため、少し早めの8時15分頃に到着すると既に3組程来ていました。
カギの貸出票に必要事項を記入し、注意事項等の説明を受け、許可証とカギを受け取りました。
はやる気持ちを抑えて、林道に向かいました。
林道は特に案内看板がないため、注意していないと通り過ぎてしまいます。
かくいう私も同行者と話をしていて、うっかり通り過ぎてしまいました。
林道ゲートを開けて走り始めてすぐ、ヒグマが林道にいました。
ヒグマがこちらに気が付くと、すぐに森の中に戻っていきました。
それ程大きなヒグマではありませんでしたが、徒歩じゃなくて良かったと思いました。
狭い林道なので、すれ違いが大変との情報がありましたが、車道幅が広くなるところも割とあるため、延々バックするとか路肩から落ちそうになる等のことはあまりないと思います。
ちなみに、ツアーと思われるの大型ハイエース2台とすれ違いましたが、お互いの譲り合いでスムーズにすれ違いができました。
林道がタウシュベツ橋梁に近づくところには、駐車場のようになった広場があり、5〜6台は十分駐車可能と思います。
駐車場から橋梁までの道は森の中で、倒木が散在していて気分を盛り上げてくれます。
橋梁の周りにはロープが張られています。
当然、橋梁の上にあがるところもロープが張られています。
橋梁のすぐ下は剥離したコンクリートがガラガラと散乱していて、近づくと危ないと思います。
一番劣化が進んでいるところでは、本当にもう少しで崩落しそうな感じに見えました。
コンクリート診断士の目で見ると、主な劣化原因は凍結融解でしょうね。
糠平湖の水位は、橋梁の下の方が水没している状況でした。
現地には私達の他は誰もいなくて、他の人の目を気にすることもなく見学ができ、写真に人が入ることなども気にせずに撮影することができました。
天気も上々で非常に素晴らしいひと時でした。
とにかく、崩落前に見ることができて良かったと思います。
もし、見学に行かれる方がいましたら、崩落は近いと思われますので、お早めにどうぞ。
近いうちに、他の橋梁にも行き、全橋梁を制覇したいと思います。
タウシュベツ橋梁見学の後、ひがし大雪自然館、上士幌町鉄道資料館、ナイタイ高原に行きました。
ひがし大雪自然館(無料)は先日ここで書いています。
上士幌町鉄道資料館(100円)は施設としては小さいですが、昔は鉄道が北海道じゅう張り巡らされていたんだなと実感できます。
ナイタイ高原は既にお昼頃だったため気温が上がり景色が霞んでいました。
朝早くか、気温の上がらない春か秋だと眺めは最高なんでしょうね。
それと、名物のトラクターも健在でした。
今回タウシュベツ橋梁を間近で見て目的は達成したのですが、他の橋梁にも行き、全橋梁を制覇したくなってしまいました。
幻のタウシュベツ川橋梁
ひがし大雪自然館
出会った森のクマさんです。
おしりだけ写ってます。
タウシュツベツ橋梁近くの駐車スペース
橋梁まではこんな道です。
注意看板
天気も良く、良い感じ。
近寄るとボロボロです。

橋梁の上
躯体の部材圧は50cmかな。
横から

もうすぐ崩落しそうです。
背景にとんがり山
上士幌町鉄道資料館


糠平街道工事の慰霊碑
ナイタイ高原
シンボル?マスコット?
以前からあるトラクター
幻のタウシュベツ川橋梁
ひがし大雪自然館

おしりだけ写ってます。







躯体の部材圧は50cmかな。










以前からあるトラクター