再現論文
2022年08月19日
技術士二次試験の再現論文を採点講評して思うこと
社内・社外の技術士二次試験の再現論文を採点講評して感じたことについて書いてみたいと思います。
再現論文なので、実際に試験時に書いた論文より良く書けているはずなのですが・・・
1.設問に対して答えていない
・問題をよく読まず、問われていることと違ったことを解答している
・「観点を明記し」と書かれているのに明記していない
・「多面的な観点から」と問われているのに観点がダブっている
・各設問で問われているコンピテンシーがかかれていない(特にマネジメントとリーダーシップ)
2.内容について
・キーワードが不足している
・ある技術について間違って記述している(理解していない?)
・国の考えていることを代弁せず、自分の考えを独自に記述している
・オールジャパンで書いていない(自分の地域の話に偏っている)
・オールジャパンで書いていない(自分の地域の話に偏っている)
3.書き方について
・番号のふり方がおかしい(基本中の基本)
・同じことを何度も書いている
・余白が多すぎる
・1文が長すぎる(1文が5行や6行も見受けられる)
・文章がねじれていたり、修飾語が多く、何度も読み返さないと理解不能
・各設問に対する解答の文字数のバランスが悪い
上記については、論文添削時に何度も指摘している事なのですが、身についていなかったようです。
論文を何度も添削してA評価がもらえるようになっても、新たな論文を添削すると元に戻っている・・・
何故指摘されたか、何故直されたか、何もわかっていないなと思うことも多々あります。
これでは、課題とした問題と同じ問題が試験時に出題されない限りA評価はもらえません。
技術士二次試験を受験された方で、これを読まれた方は再現論文を作成し、自己評価してみてください。
アドバイスが欲しい方がいましたら、メールいただきたいと思います。