北海道大分水点

2015年08月23日

北海道大分水点〜三国山 2015年8月23日


2015年8月23日 北海道大分水点〜三国山を登って来ました。

ここは、初めての山なのでわくわくします。

トンネルの大雪ダム側の左手前に広い駐車場がありますので、そこに車を駐車して国道縁を歩いてトンネルまで行きます。

もちろん、トイレなどはありませんが、大雪ダム側に防災施設(?)がありますので、そこのトイレを借りましょう。

私が駐車場に到着したのが7時頃でしたが、1台も車はなく、今日一人目の登山者になりました。

基本的に整備された登山道ではなく、またヒグマの影も濃い山なので、お守りとして熊スプレーを持っての登山です。

登山口は、国道237号線三国峠覆道の脇になりますが、特に何も案内版はありません。

大雪ダム側から行くとトンネルの左脇に入ると登山道になりますが、以前は三国山の案内版があったのですが、今回は見あたりませんでした。

トンネルの脇から入ると直ぐに沢に出ます。

その沢沿いを何度も徒渉を繰り返しながら、また沢の中を登ります。

ネット情報では、「涸れ沢を登る」と書いている方が多かったのですが、前日までの雨のためか水が流れていました。

基本的に藪こぎが多いことと、今回は天気が良くなかったので、前日の雨で草が濡れていたためズボンがべちゃべちゃになってしまいました。

最初から雨具のズボンをはけば良かったのですが、濡れてしまったのと、藪の中ではなかなかはきずらくて、そのままになってしまいました。

トンネルから40分ほど登ると左手に湧水帯が見えてきます。

近寄って確かめてみると、斜面から湧いているので、そのまま飲んでも大丈夫かなと思います。

冷たくおいしい水です。

ここからは、本格的に笹藪漕ぎが始まります。

枯れた笹がありましたので、春に有志の方が笹刈りをしたのではないかと思われます。

登山道は見えなくなりますが、よく見るとピンクテープがあったり、笹を掻き分けると踏み後があるので迷うことはないと思います。

笹藪漕ぎが終わるとまもなく北海道大分水点に着きます。

ここは、日本海に注ぐ石狩川、太平洋に注ぐ十勝川、オホーツク海に注ぐ常呂川の3つの川の源流とされる場所で、太平洋・日本海・オホーツク海の3つの海に雨が分かれる、日本でも唯一の点になります。

北海道大分水点では、誰もがやっているだろうと思いますが、私も持参した旭川市の水道水を標柱にかけて、3つの海に無事流れ着くことを願いました。




そんなことをしばらくしていると、ほんの少しだけ三国山が姿を見せたかと思うと、またすぐに隠れてしまいました。

ここから、三国山山頂までは15分ほどの笹藪漕ぎです。

三国山山頂に着いてから、雲が切れるのを期待して、おにぎりを食べたりしながらしばらく待ったのですが、まったく晴れる兆しがなかったのであきらめて下山することにしました。

晴れていれば、東大雪の山々を見渡せるのになあと心残りのまま、下山することにしました。

今回は、曲がり角でヒグマに会わないように「ホイッ、ホイッ、ハッ、ハッ」と声を出しながらの登山でしたが、下山途中に、ホイッスルを吹きながら登ってくる年配のパーティーに会いました。

下山途中、湧水帯でペットボトルに水を汲んでいると、8名ほどの団体さんが登って来ました。

この水は飲めるのですかと聞かれたので、湧水でなので大丈夫だと信じてますと答えました。


この登山道では、ヒグマが蕗を食べた後などもあり、やはりヒグマの陰の濃さを再認識しました。

登山される方は、十分にヒグマ対策を行いましょう。

また、踏み後があるとはいえ登山道も整備されていないので、初心者の単独登山もおすすめできません。


今回は、天候も悪く、雨具を着るタイミングを逃したので、パンツまでぐしょぐしょになり、登山靴の中も濡れてしまいました。

次回は、晴れた日にリベンジしようと思います。


タイムログ

時刻 経過(区間) 距離(区間) ポイント

7:15

0:00(0:00)

0.00

登山口(トンネル)
1,141m

7:41

0:26(0:26)

1.3(1.3)

湧水帯

8:27
8:45

1:12(0:46)

2.2(0.9)

北海道大分水点

 9:00
9:18

1:45(0:15)

2.5(0.3)

三国山
山頂 1,541m

9:33

2:10(0:15)

2.8(0.3)

北海道大分水点

10:08

2:53(0:35)

3.7(0.9)

湧水帯

10:30

3:15(0:22)

5.0(1.3)

登山口(トンネル)
1,141m

登山口(トンネル)〜三国山 標高差 400m (GPSより) 2.5km 1時間45分(休憩含)

三国山〜登山口(トンネル) 標高差 400m (GPSより) 2.5km 1時間12分(休憩含)

全行程 5.0km 3時間15分(休憩含)


GPSトラック

20150823_北海道大分水点〜三国山
















GPSログのダウンロードはプログ左側の Links 「Nob's HomePage」 からどーぞ。


※写真には位置情報が記録してありますので、カシミール3D等で表示すると写真を撮影した位置が分かります。


P1080717sトンネル手前の青看板











P1080719s三国峠覆道(大雪ダム側)
この左側を入ると登山道です。










P1080722sこのような沢を何度も徒渉しながら
登ってゆきます。










P1080725s水の流れる沢も登ります。











P1080726s左側が湧水帯
斜面から水がわき出ています。
すごく冷たいです。









P1080727s天気が良ければ涸れ沢なのでしょうが
この日は少し水が流れていました。










P1080729s笹藪漕ぎ
登山道はなんとなくわかります。










P1080734sところどころにピンクテープが
巻かれています。










P1080735s北海道大分水点
日本海に注ぐ石狩川、太平洋に注ぐ十勝川、
オホーツク海に注ぐ常呂川の3つの川の源流とされる場所。









P1080749s旭川市の水道水を3つの海に
そそきました。










P1080742s景気は、なーんにも見えません。











P1080750sと思ったら、一瞬三国山が見えました。











P1080753s北海道大分水点から三国山へは
笹藪漕ぎです。










P1080757s三国山山頂
1,541m










P1080760sやっぱりなーんにも見えません。











P1080756s三国山山頂でのGPSトリップ
ほぼ半分止まってました。


















P1080766sヒグマが蕗を食べた痕











P1080770s下山後は、車が5台増えてました。











P1080771s下山後のGPSトリップ






















csh08ymatu at 22:00コメント(0) 
ブログ内検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 累計:

プロフィール
山好き、バイク好き、車好き、スイーツ大好きの、ふつーのおやじです。
日帰りできる山を守備範囲としていますが、知床連山登山道の維持管理をしていたこともあります。
16歳からバイクに乗り続け、現在はBMW K1300Sに乗っています。
仕事は総合評価関係、技術士受験対策等を行っています。
技術士二次試験の相談にも乗りますので、メールください。
今年度で現会社を退職します。
技術士資格者を求めているコンサルの方、スカウトお待ちしています。
Recent Comments
related groups
読者登録
LINE読者登録QRコード
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ