悪者
2009年12月28日
2009年 私の選んだ建設流行語大賞
久々の建ブロ会統一タイトルによる投稿です。
ちょっと出遅れましたが、私も投稿いたします。
私が選んだ建設流行語大賞は・・・
「コンクリートから人へ」
さて、土木業界が随分悪者にされている訳ですが、政治家の皆さんも分かっていて悪者にしているのか、それとも分からないで悪者にしているのか、その辺が私には分かりません。
しかし、コンクリート診断士として既設橋梁などの劣化調査や補修設計をしていますが、本当に危ない橋梁があります。
土木業界が良いとか悪いとかではなく、国民のライフラインとして橋梁や道路構造物が経年変化による変状などで、設計時の性能が維持できなくなっているのです。
つまり、いつ落ちてもおかしくない橋梁がたくさんあるのです。
無駄と思えるダムや道路を造ったりするのではなく、現在供用されている施設が危ないのです。
本当に必要な事に予算を付けるのが、事業仕分けだと思います。
そう言えば、今回の北海道開発予算では、民主党の土地改良事業費の削減要望を受け、農業農村整備費が09年度当初に比べ53%も削減されました。
主要先進国の中で食料自給率が低迷し、輸入に頼っている日本ですが、これで良いのでしょうか。
たぶん、良いという結論なんでしょうね。
取り留めのないことを書いてしまいましたが、「コンクリートから人へ」の「人」を蔑ろにしないようにしていただければ、文句はありません。