武華山

2014年09月23日

武華山 2014年9月23日

2014年9月23日 武華山に登りました。

前回は(2008年8月31日)武華山から武利岳まで縦走したのですが、今回は武利岳はパスしました。

登山口に着いたのは7時少し前でしたが、まだ一台も車が無く一番乗りでした。

林道の終点が登山口となっていて、その手前に2箇所ほど駐車スペースがあります。

登山口での気温は7度と思ったより暖かく、風もありませんでした。

ただ、前日の雨のためか笹は濡れていて登山道もかなりぬかるんでいるところがあり、カッパをはかなかったので、ズボンはびしょびしょに濡れていまいました。

まあもそのうち乾くでしょということで靴下まで濡れないように気をつけながら登りました。

前回は、ライオン岩コースから登って東尾根コースから下山したので、今回はその逆周りにしました。

東尾根コースの方が緩やかなコースなのでこちらの方が楽かも知れません。

東尾根コースに入ると、笹が被っていてしばらくの間濡れた笹藪漕ぎとなって、ほぼ全てズボンが濡れてしまいました。

そして、木の根か何かにストックが引っかかって下側が抜けて、折れてしまいました。

今年買ったばかりなのにぃ・・・まだ4回しか使ってないのにぃ・・・(;;)

考えてみると、折れた方のストックは下部のロックが甘く、何度か締め直してたので、いつかはこうなる運命だったのかも知れませんね。

と言うわけで、片ストックで歩いてみましたが、どうも調子が悪いのでストック無しで歩くことにしました。

東尾根に出ると大雪山方面がやはり2,000mあたりが雪を被ってとっても綺麗でした。

武利岳の分岐には以前と同じように棒が立ててあり、武利岳への分岐に迷うことはないでしょう。

武利岳方向を見ると以前よりはっきりと登山道が見えます。

未確認ですが、途中であった登山者から、武華山から武利岳への縦走路は刈り払いしたとの情報がありました。

でも、ここの縦走路は熊影が濃いので気をつけて下さいね。

私の経験から、熊鈴はあまり効果はありませんので、ドスの効いた声で吠えるか、ホイッスルが良いと思います。

武華山への途中、ガンコウランが実っていて、甘酸っぱい実を少しだけ食べました。

コケモモも美味しいですが、高山植物の中ではガンコウランが一番美味しいと思います。

前回は、武華山山頂の岩場の下を通り過ぎてしまったので、2度目にしてやっと武華山山頂を踏むことが出来ました。

武華山山頂までは2時間程度で登ることができ、武利岳へ縦走しなければ、午前中で下山できてしまう山です。

山頂では風は強かったのですが、景色の方は雲も少なく素晴らしい景色でしたが、下界の気温が上がっているのか、遠くの方はもやっていました。

ニペソツ山も霞んでましたが、かろうじて見ることが出来ました。

トムラウシ山も見えるはずなのですが、良く分かりませんでした。

山頂で素晴らしい景色を眺めながら、コンビニおにぎりをほおばっていると、ライオン岩コースから登って来た方が来ました。

その方は、結構厚着をされていて、途中出ダウンも追加されていましたが、私はドライの長袖シャツのみ、そしてその後に登って来た若者は半袖でした。

この時期は、ダウンを着ている方もいれば、半袖半ズボンの方もいて、なかなかバラエティに富んでいると思います。

私の場合、歩いていると汗が流れるので、夏と同じ服装で、ツーウェイカーゴの裾を切り離すか、袖をまくるか程度の違いです。

ただし、カッパ、フリース、エマージェンシーシート、着換えなどの防寒対策はしっかりと背負っています。

何時までも景色が名残惜しいのですが、気温が上がってきて、徐々に空気の透明度が悪くなってきたので下山することにしました。

ライオン岩に登りたかったのですが、それらしき道はありませんね。やっぱり登れないのかなあ。

下山途中に10名以上とすれ違いましたので、結構遅い時間から登り始めているようでした。

下山後、駐車している車も10台以上あり、おもったよりたくさんの方が登山されていたようでした。


今回のタイムログです。

時刻 経過(区間) 距離(区間) ポイント

6:59

0:00(0:00)

0.00

登山口
1,128m

7:11

0:12(0:12)

0.7(0.7)

分岐

8:52
9:24

1:53(1:41)

3.9(3.2)

武華山
山頂 1,759m

 10:39

3:40(1:15)

6.6(2.7)

分岐 

10:48

3:49(0:09)

7.3(0.7)

登山口
1,128m


登山口〜武華山 標高差 631m (GPSより) 3.0km 1時間53分(休憩含)

武華山〜登山口 標高差 631m (GPSより) 3.4km 1時間24分(休憩含)

全行程 7.3km 3時間49分(休憩含)


GPSログのダウンロードはプログ左側の Links 「Nob's HomePage」 からどーぞ。

GPSトラック


s20140923_武華山(HCx)













※写真には位置情報が記録してありますので、カシミール3D等で表示すると写真を撮影した位置が分かります。


登山口
sP1060466












登山口にある案内図。「武華岳」って書いてあります。
sP1060467












ライオン岩コース、東尾根コース分岐
sP1060472












雨上がりの藪漕ぎはやだなあ。
sP1060474












ストックが折れちゃいました。
sP1060477












ライオン岩と武華山の間に頂きに雪をまとった大雪山の山々見えます。
sP1060486












武利岳分岐
sP1060491












分岐から少し武利岳へ進んだ所から見える武利岳。
縦走路がはっきり見えました。
sP1060496












ガンコウランの実は旨いね。
sP1060499












sP1060500












武華山山頂付近から見た東尾根方向。
sP1060504












武華山山頂 1,759m
sP1060509












武華山山頂でのGPSトリップ
sP1060512






















大雪山の山々、実に綺麗です。
sP1060520












武利岳。武華山から武利岳まで2時間以上掛かります。
sP1060521












武華山標柱と大雪山
sP1060526












ライオン岩方向
sP1060532












ライオン岩の向こうにうっすらとニペソツ山が見えます。
sP1060537












ライオン岩
sP1060541












下山後のGPSトリップ
sP1060547
























csh08ymatu at 21:32コメント(0) 

2008年08月31日

武華山〜武利岳 2008年8月31日 5


2008年8月31日に縦走した、武華山〜武利岳のレポートです。

ヒグマとの遭遇については、既に前回書いてしまったので省略します。

 この日の景色は、南西側が晴れていて、北東側が曇っている状態でした。
風が無く、日も差していたので気温も高く非常に暑い日でした。また、ここは藪こぎが多く、前日の雨(?)や露でズボンがびしょびしょになり、雨具のズボンにはきかえたため夏のように汗をかいた登山になりました。

 武華山の登山道は、林道の行き止まりにあり、駐車場も特に整備されていませんが、それぞれ車は工夫して駐車していました。武利岳までの縦走には少し遅い時間の出発でしたが、わりとマイナーな山なのか、車も4台ほどしか有りませんでした。

 登山口には、美味しい湧水があるようですが、私はすっかり忘れて、写真も撮ってきませんでした。

 登山口の案内板には、東尾根から登ってライオン岩から下山するような矢印が書かれています。しかし、私は登山開始時刻が遅かったため、武利岳へ行くかどうかは、分岐点で決めようと考えてたのです。そのため、武華山を先に登る事にして、ライオン岩コースに進みました。ライオン岩コースは、地形図からも分かるように結構急な登りが続きますので、やはり下りに使った方が良いかも知れません。

 上の方は、フレップなど色づいている植物もあり、紅葉が始まっていました。そして登山道では、ハイマツの実を食べているエゾリスをたくさん見かけました。また、武利岳の頂上付近では、ハイマツの実やフレップを食べているホシガラスもたくさんいました。

 武華山〜武利岳縦走路は正式な登山道ではなく、一部登山道が背丈ほどの笹に覆われていて、ピンクテープなどを目標に歩かなければなりません。しかし、全体的には、踏み後もしっかりしており、天候さえ悪くなければ、迷うことは無いと思います。ただ、ここを縦走される方は、登山道ではないことを肝に銘じて歩いてください。また、幸いダニに喰われることはありませんでしたが、このコースはダニが多そうでした。

 後で知ったのですが、ライオン岩にあがれるらしいのですが、脇を素通りしてしまいました。それに、武華山の看板も見あたらず写真も撮っておらず、登山口の湧水も飲んでないため、やり残したことがいくつも有ります。
 また、武利岳も滝上町からの登山道も素晴らしい景色のようなので、そのコースも登りたいと思っています。

 武華山・武利岳は何度も楽しめる山かも知れません。

 さて、今回はGPSが2台とも調子悪く、ひどいトラックになりましたが、修正せずにそのまま載せます。2台ともひどいトラックというのも変なので、もしかするとGPS衛星のキャッチしにくい所なのかも知れません。

 ちなみに、ヒグマに遭遇したのは、東尾根から武利岳へ分岐し、200〜300m行ったところです。



タイムログです。

登山口(6:48)[0:00]
 ↓
3.4km(2:06)
武華山1759m(8:54)[2:06]
登頂所要時間2:06
 ↓
4.4km(2:35)
武利岳1876m(11:29)(11:41)[4:41]
登頂所要時間4:41
 ↓
3.4km(1:58)
武華山分岐(13:39)[6:51]
 ↓
2.9km(1:08)
登山口(14:47)[7:59]
下山所要時間3:06 全行程約14.1km 7時間59分(休憩含)



トラックです。

武華山・武利岳トラック赤:SONY GPS-CS1K
青:GARMIN Legend HCx

どちらもひどい・・・










写真は・・・

続きを読む

csh08ymatu at 22:00コメント(0) 

ヒグマとニアミス 2008年8月31日


今日、2008年8月31日、武華山〜武利岳へ登りました。

山登りのレポートはあとにして、書きたいことがあります。


10mぐらいの距離でヒグマと遭遇


熊鈴を付けていたので、むこうが先に気が付いて藪の中に逃げてくれました。

武華山と武利岳の縦走路、武利岳から武華山へ戻る最後の登り返しで、ガサガサ音がしたので、ふと前を見ると、ヒグマが走って藪の中へ。

本当に、すぐ近くでした。

もし、熊鈴を付けていなければと思うとぞっとします。

われわれ登山者は、ヒグマの生活圏に入らせてもらっていることを、身をもって実感しました。

これから、秋です。
ヒグマは冬眠に備え、脂肪を蓄えるためたくさん食べる時期です。
今回、ヒグマと遭遇したのも、こけもも(フレップ)がたくさん実っている場所で、
縦走路には、数カ所ヒグマの物と思われる糞もありました。

もしかすると、会うべくして会ったのかも知れません。

登山者の少ない山へ登る方々は、ヒグマの生活圏に入ることを肝に銘じ、熊鈴を付ける、ゴミは持ち帰るなど最低限のマナーを守って、山歩きを楽しんでください。



csh08ymatu at 19:04コメント(4) 
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プロフィール
山好き、バイク好き、車好き、スイーツ大好きの、ふつーのおやじです。
日帰りできる山を守備範囲としていますが、知床連山登山道の維持管理をしていたこともあります。
16歳からバイクに乗り続け、現在はBMW K1300Sに乗っています。
仕事は総合評価関係、技術士受験対策等を行っています。
技術士二次試験の相談にも乗りますので、メールください。
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