省エネ
2008年06月06日
建ブロの日・1周年企画 【みんなで止めよう温暖化】
「建ブロの日」
今までの、お題は何だったのかなぁと調べてみました。
2008/05/07 建ブロの日【ビジネスで考える建設業】
2008/04/04 建ブロの日【年度末を終えて&新建設人の皆さんへ】
2008/03/03 建ブロの日【年度末を迎えて】
2008/02/04 建ブロの日【建設業と3D】
2008/01/04 建ブロの日【2008、新たな年への意気込み】
2007/12/12 建ブロの日【今年を振り返って】
2007/11/12 建ブロの日【11月18日 土木の日を考える】
2007/10/10 建ブロの日【コメント投稿について】
2007/09/10 建ブロの日【記事作成・写真投稿について】
2007/08/08 建ブロの日【ブログネタ収集について】
2007/07/09 建ブロの日【ブログを始めたきっかけ】
2007/06/06 「建設ブロガーの会 in 北海道」告知
以上のように、建設ブロガーの皆さんが、同じお題について、それそれ違った切り口で、個性あふれる意見を個性あふれる文章で書いています。
さて、今回のお題は「みんなで止めよう温暖化」です。
温暖化と言えば、京都議定書ですよね。
日本の場合、1990年ベースで2008〜2012年までに-6%の温室効果ガス削減義務がさせられています。
しかし、2004年に自家用車で+52.6%もの著しい増加を見せ、現在は減るどころか+8%の増加となっています。
つまり、差し引き14%の削減をしなければならないのです。
日本は、1974年のオイルショック以降、超省エネ国家になっています。
車の燃費一つ取ってみても、日本車は世界一ではないでしょうか。
そのような超省エネ国家が、さらに削減するのは非常に難しいことだと、私は思います。
さて、このような状況の中、排出量取引などという炭素クレジット制度を編み出し、排出枠以内の国から余った分を買い取るという本末転倒な事も考えられています。
なお、最大排出国のアメリカは議定書に批准していないため、削減義務は課せられていないのです。
中国もしかりです。
ここで、ひとつ考えて欲しいことがあります。
中国の大気汚染が余りにもひどいため、男子マラソン世界記録保持者のハイレ・ゲブレセラシェ選手が、今年開催される北京オリンピックに出場しない意向を明らかにしています。
日本ではどうでしょう。
1970年代の高度成長期には大気汚染が進み、光化学スモッグ等も発生していました。
現在の日本企業は、コストダウンのため、中国や他のアジア諸国に工場を建て、あらゆる物をそこで生産しています。
日本で消費するものを、よその国でエネルギーを消費して生産しているのですから、それを日本国内で生産すると、当然日本国内でエネルギーを消費し、日本で温室効果ガスを出すの事になるのではないでしょうか。
ちなみに、少し調べてみると次のようなことが・・・
・GDPあたりの部門別エネルギー消費量を見ると、日本企業(家庭でも)のエネルギー効率はOECD加盟国で最も高い(出典:環境省資料)
・日本は、資源がないからこそ、高効率の技術が不可欠
・世界に誇れる省エネ技術は、日本企業がリスクを冒し、コストをかけて作り上げてきたもの。省エネ技術の海外展開により、収益が上がる仕組みづくりを真剣に考える必要がある。
さて、グローバルな話しは、頭の良い政治家に任せて、身近なことを書きます。
私たち個人に出来る温暖化対策としては、まずはCO2削減ですね。
私は、北海道在住ですので、冬季の暖房温度を下げることをしています。
実はこれはCO2削減のためではなく、灯油の値段が高騰し、背に腹は代えられないという結果なのです。
たぶん、ほとんどの家庭でも暖房温度は下げているのではないでしょうか。
暫く前、某テレビ局で、北海道では真冬に部屋の温度を30゚ぐらいにし、Tシャツと短パンでアイスを食べているという映像が流れていました。
私の周りでは、あのようなことをしている家庭はありません。
100%ないと否定はしませんが、まずあり得ないことだと、ここに書いておきます。
自発的な温暖化対策ではないも知れませんが、ガソリンや軽油、そして灯油の価格が上がれば、一般家庭では必ず節約します。
結果として、省エネになり、CO2削減になり、温暖化対策になります。
もしかすると、ガソリン価格高騰は、最大の温暖化対策なのかも知れませんね。
職業柄、土木構造物の積雪対策の事にも携わったりします。
たとえば、北海道では、近年おしゃれな景観の橋梁が架けられています。
しかし、おしゃれな景観のために、ニールセンローゼ桁のように道路にアーチが被さったりしています。
当然、アーチの上には雪が積もり、その雪や氷塊が道路に落ち通行中の車両に当たると非常に危険です。
その対策のために、アーチ上には電気ヒーターが設置され、電力によって雪を溶かしています。
どうしてそんなことになるのでしょう。
それは、橋梁をデザインするのが、積雪のない本州の大学の先生が多いからのようです。
景観も大切ですが、雪国ならではの安全対策や、積雪対策にも配慮した橋梁デザインをお願い致します。
さて、私の場合は、自分自身のメタボ対策だけでなくエネルギーのダイエットもしなければと思っています。
最後に、参考に以下のHPも覗いて欲しいと思います。
・日本経団連 地球温暖化防止対策事例集〜CO2排出削減600のヒント〜
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2005/076.html
・『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』のウソ
http://www.news.janjan.jp/culture/0707/0707018158/1.php
・省エネライフ
https://www.homemate.co.jp/useful/shouene/sukuu/index.shtml