遭難

2009年07月17日

トムラウシ山・美瑛岳の遭難、避難小屋と縦走ツアーについて思うこと



2009年7月16日、トムラウシ山、美瑛岳で遭難者発生のニュースが流れました。

山が大好きな私にとっても、大変悲しいショッキングなニュースでした。


先日、行ったばかりのトムラウシ山でこのようなことが起きるとは・・・



既に削除してしまったのですが、以前、避難小屋に宿泊ありきのツアーについて批判記事を書いたことがあります。



知り合いが、秋に登山した時の話しです。



日帰り登山の予定が、ある事情で登山開始後日が暮れてしまい、やっとの思いで避難小屋にたどり着いた。そして中に入ると、テントはおろかツエルトも寝袋も持たないツアー客が、避難小屋に置いてある毛布を全て使い、床の上にも上がれない状況にして寝ていた。

「寒いので、あがれる場所を空けてください、毛布も貸してください。」

と声を掛けても、だれも知らん顔。ガイドさえも同じ。(ツアー御一行様だと朝判明)

結局、ザックの荷物を全てだし、そのなかに足を突っ込んでエマージェンシーシートを土間に敷いて座わり、ガスストーブで手を温めながら朝を迎えた。
ゴアテックスの雨具やフリース等の防寒衣料は持っていたのは言うまでもない。




避難小屋は、避難するための小屋ではないのか?
決して、単なる無料宿泊小屋ではないはず。


避難小屋を宿泊施設代わりに考え、最低限の装備も持たない、持たせない年配者の縦走ツアーっていったい何を考えているのだろうか。


悪天候の中、登山に踏み切ったガイドの判断の是非や、その後の対処については、あちこちで色々書かれているので、そちらに譲ることにします。
しかし、いくら60代は元気が良いと言っても、30代の体力とは違うことぐらいガイドじゃなくても気が付きそうなものですがね。



北海道の夏山を、舐めないでください。

私も含めてですが・・・




いずれにせよ、

遭難し命を落とされた方のご冥福をお祈りいたします。



csh08ymatu at 23:09コメント(2)トラックバック(0) 
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プロフィール
山好き、バイク好き、車好き、スイーツ大好きの、ふつーのおやじです。
日帰りできる山を守備範囲としていますが、知床連山登山道の維持管理をしていたこともあります。
16歳からバイクに乗り続け、現在はBMW K1300Sに乗っています。
仕事は総合評価関係、技術士受験対策等を行っています。
技術士二次試験の相談にも乗りますので、メールください。
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